戦えよウルトラ・マンタロウ
ガンバラナイ星人(酒気帯び飛行編)。34
埼玉県、浦和市。

マンタロウが、人間の友人たちと一緒に、居酒屋でビールを飲んでいる。飲みすぎ。酔っている。

その居酒屋の黒電話が、鳴った。防衛省からの連絡だ。緊急出動だ。ガンバラナイ星人が、群馬県、前橋市で暴れているようだ。

マンタロウ「もー、いい気分で飲んでいたのにー。面倒臭いなー。行きたくないナー。遠いナー」

マンタロウは、居酒屋を出て空を飛んだ。ドバッと。マンタロウは、酔っている。フラフラしながら、飛んでいる。酔っ払い飛行だ。

そこへ、警視庁所属のヘリが飛んできた。赤色灯を鳴らしている。ピーポーピーポー。

パイロット「おい、マンタロウ。酒気帯び飛行で、お前を逮捕する。しかも、時速20キロオーバーだ」

マンタロウ「俺、今、仕事中なんだけど」

パイロット「関係ないね。今は、取締りが厳しいんだよ」。法律絶対主義なのだ。

罰金1万円、2点減点。キップを切られて、警察庁のブラックリストに載せられた。すっかり酔いが醒めてしまった。




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