戦えよウルトラ・マンタロウ
怪獣西朝鮮、ニセ・マンタロウ(ミサイル撃退編)。39-2

良くない。1基は、日本本土に着弾していた。幸いだったのは、また不発だったことだ。

マンタロウ「3本は、オレでも防ぎきれないよー」

防衛省が予算を増額してくれれば、きっと日本を防いでくれるはずだ。そうすれば、マンタロウの出動も楽になる。10基も一度に飛んできたら、マンタロウでも防ぐことはできない。1基が限界だ。

だが残りの1基は、行方不明だ。どこに落下したのだ? 1本の光跡を発見した。ミサイルが日本本土に向かって、降下している。突如、空中で、爆発があった。

よく見ると、それはマンタロウだった。巨大化していない、人型の大きさだ。ニセ・マンタロウが最後の1基を確保し、破壊したようだ。

謎のマンタロウが、出現した。敵か味方か。怪獣か宇宙人か。疑惑が疑惑を呼ぶ。と思いきや、今度は、ニセ・マンタロウが空中で爆発した。自爆だ。

その後、中からパラシュートで降下する人間が見えた。迷彩服を着た男性だ。ニセ・マンタロウは、着ぐるみのようだ。着ぐるみが、爆発したようだ。なぜ爆発した? 

男性は、海上に落下した。1時間後には、アメリカのイージス艦に拾われた。何者なのだ。

なぜ、マンタロウの姿をした偽者が空を飛んでいるのだ? この疑惑には、アメリカの国防総省が大きくからんでいるようだ。

ま、いっかー。時給800円の自分には、関係ない。気にしていたら、仕事ができない。ウルトラン星の上司が、どうにかしてくれるさ。気楽、お気楽。

< 56 / 68 >

この作品をシェア

pagetop