戦えよウルトラ・マンタロウ
怪獣ウワキ。45-2

トモコ・キーック!
トモコの怒りが炸裂した。マンタロウの顔面に、トモコの足跡が残った。

トモコ「アホは、お前じゃー」

トモコには分からないだろうけれど、本当は、マンタロウの心の中には、「怪獣ウワキ」が潜んでいたのだ。決して、マンタロウ本人が悪いわけではない。

ガンバラナイ星人のビーム光線を浴びたために、免疫力が低下して、怪獣ウワキに感染してしまったのだ。

あやつられているだけなのだ。マンタロウは一生懸命説明しても、トモコは、それを信じてはくれなかった。

トモコ「あたしが、その怪獣をやっつけたろうか」

怖い目をして、トモコは指をボキボキ鳴らしている。マンタロウをにらみつけている。トモコに脅されて、慌ててマンタロウは家を出て行った。

素直に、職安にでも行ってこよーと。

トモコには、マンタロウを家に寄せ付けない、「怪獣キタクキョウフショウ」が感染しているようだ。


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