戦えよウルトラ・マンタロウ
美的少女セイコ7
怪人ジョッカー。

純粋でいたいけな、美人で可愛い16歳の女子高校生・星子が、怪人ジョッカーに誘拐された。手術台の上で、人体を改造されそうになっている。星子が危ない。っキャー。

ジョッカー「ヒヒヒ。さーて、どんな怪人に変身させて上げようか。クモ女、蚊女、コウモリ女、ヘビ女。そうだ、ゴキブリ女に改造してやろう。さー、股を大きく開いてー。ヒー、ヒヒヒヒヒー」。スケベ。

ジョッカーは、スケベな顔をして、ニタニタとよだれをたらしている。

星子「イヤー、誰か助けてーっ!」

ジョッカー「これで、あのマンタロウを倒せるぞ。ヒー、ヒヒヒヒヒー」

そして星子は、改造人間にされてしまった。ヘンシーン。
だが、ジョッカーはしくじった。あれ、変だぞ、変わっていない。人間のままだ。おかしいな。どこで、間違えた。ジョッカーの医学技術に、狂いはないはずだ。

それでも星子は、超人的な能力を発揮した。電車の座席を確保する早さは、誰にも負けない。5センチの狭い空間でも、デカいケツで無理矢理、座席に入り込む。

マナー最低、法律なんか通用しない。ルール無視。家事の手抜きし放題。あつかましい。ふてぶてしい。図々しい。

星子は、人間の姿をした、「おばさん仮面」に変身していた。少しずつ、太ってきた。脂肪過多だ。ヘアーも短い。根性が図太い。卑しく、厚かましい。

おばさん仮面「ヤダ、おばさんに変身しちゃったー。お願い、誰か助けてー。オシャレで、ぶりっ子で、スタイル抜群の女性に変身させてーっ」。イヤー。

ジョッカー「我が社の医学技術でも、それだけは不可能だ」。ごめんね。

怒ったおばさん仮面は、ジョッカーに突進して行った。

おばさん仮面「三段腹、アターック!」

でかいお腹で体当たりして、ジョッカーを倒すのであった。ジョッカーにとって最強の敵は、「おばさん」だった。

その後、ジョッカーに「変身マシン」を改良してもらって、「美的少女セイコ」が誕生した。でも、たまに不具合が発生して、「おばさん仮面」に変身することがあるようだ。

おばさんには、なりたくなーい。

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