水月蝶
それから親睦会当日・・・。

今日は授業がなしなんだけどねぇ・・・喜べないよ・・・。

モデルショーなんて・・・やっぱり恥ずかしいよぉ~っ!!

「ちょっと瑞稀~??衣装届いたから、更衣室に運んでかけといてくれる??」

「あっうん!!」

私は大量の服を更衣室に持っていってハンガーにかけた。

ってか・・・この服たち・・・オーラがあるよ・・・。

私・・・どれ着るんだろう・・・。

私はそのまま更衣室で待っていると莉沙や他の女の子たちが更衣室に入ってきた。

「緊張するね~っ!!」

とか・・・

「なんか恥ずかしいねっ!!」

とか・・・

じゃあ手なんかあげないでよぉ!!

「じゃあ、名前呼んでくから言われた服を着てねっ!!」

と莉沙は言い、順番に名前を呼び服を渡す。

「瑞稀はコレねっ!!」

そう言われ受け取った服を見ると、結構な重ね着の服らしい。

袋を開けて着てみた。


コレ・・・可愛いんだけどッ!!

ってか・・・この前行ったお店のウインドウに飾ってあった気がするんだけどなぁ・・・。

気のせいかなぁ・・・。

と私は鏡の前で服を着た自分を見ながら考えていた。

「瑞稀可愛いーっ!!やっぱ似合うねぇ♪瑞稀カワイイからっ!!」

「いやっ!!莉沙の方が超かわいいしっ!!お嬢様系って感じ♪」

莉沙の服はピンクのワンピにカラータイツをはいて飾りがちょこちょこっとついていて、とっても女の子らしくて可愛いかった。

他の子もセクシー系の服やレースがたくさん使われたドレス的な物など一人ずつ服のデザインがまったく違くて、とっても可愛い。


「じゃあ体育館に行こっ!!」

ショーをやるのは体育館らしくステージから前の方に出てくる台など設置したらしい。

そこまでやるか・・・?普通・・・。


でも今回女子が気になっているのは・・・空。

実は私も気になってたり・・・♪
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