水月蝶
そして帰りのHRが終わり莉沙と帰ろうとしたら・・・

「おいっ楢崎っ!!今日、授業の時間寝てただろ??雑用な。」

と谷原に言われる。

げっ気づいてたのかよっ!!

ハゲのくせして・・・。

「何をすればいいんですか??」

私は少しキレ口調で言う。

「そんなに怒るなって!!教材室の片付けなっ!!あと1人いるから。」

「はっ!?ちょっ!!」

って言う前に行ってしまったハゲ担任。

人の話聞けよーッ!!

はぁ・・・仕方がない・・・。やるしかないか。

バックレたら明日うるさいだろうし・・・。

私は早く終わらせるために走って教材室へと向かう。


ガラッ

「失礼しまぁ~す・・・。」

「ん?誰??」

と奥から顔を出してきたのは・・・空だった。

「えっと手伝いなんだけど・・・。」

思わず下を向いて喋ってしまった。

「あぁ、じゃあそっちの方片付けてくれる??俺、こっち片付けてるから。」

「あっうん!!」

そう言い、空が言った場所の方に行き片付ける。

でも上のほうの物を下に下ろして整理してたら・・・

「うわぁっ!!」

少し予想したとおり・・・上から物が落ちてきた・・・。

「どうしたの??」

「上から物が落ちてきた・・・。」

「ココ危ないから、下のほう整理してくれればいいよ?」

空はそう言ってまた自分の場所へと戻っていった。

私は言われたとおり下のほうの整理をした。



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