水月蝶
えっ・・・

うそ!?

空も・・・?

半ば強引にだけど・・・

「やったね!!瑞稀☆4人で練習とかできるし!!」

と莉沙は私に耳打ちをした。

「ぁ・・・うん・・・。」


それから体育祭の種目は決まり、次は文化祭の出し物になった。

「文化祭は露店と教室で2つやるので、まずどっちをやりたいか分かれて下さい。」

露店もやるんだー♪

でも教室も楽しそうだなぁ・・・

「ねね!!瑞稀!!どっち行く?」

「んー露店行きたいかも♪」

「OK!!うちも露店ーっと」

そうして莉沙と私は露店グループになった。

空も露店グループにきて、蓮哉だけ教室での出し物になった。

なぜかというと、空がこっちにくれば儲かるという委員長の意見に担任も賛成し、

そんでもって女子がついてきた。

「じゃあ、それぞれ露店と教室にて何をやるか同じグループの人と話し合いをお願いします。あと責任者も決めといてください。」

責任者とか・・・何か本格的だなぁ・・・。

体育祭より文化祭のが力入れてる気がする・・・


「じゃあ、露店グループここに集まってー♪何出すか決めよ!!」

さっそく莉沙が仕切っている。

もう責任者・・・莉沙でよくない??

「何かやりたいのあるー?」

「ねね!!コスプレとかして店出すのどう?」

「でもそれって教室じゃないとだめじゃない??」

「いやいや!!この学校、たしか教室では喫茶店とかしちゃだめだから!!劇とか展示とかそーゆーのだけだよ♪教室は!!」

「そっかー♪じゃあまた莉沙の親戚に頼んでコスプレの衣装作ってもらって・・・喫茶店は無理だけど・・・なんかチョコバナナとかそーゆスイーツ系だそうよ!!」

「いいねーっ!!衣装ならうちのいとこに頼むわ!!だけど、ただコスプレとかつまんなくない?男女逆とか?男が女の着て、女が男の着るってのは?」

「おっよくね??ベタっぽいけど他のクラスとか恥ずかしがってやらなそうだし♪」

「うんうん!!じゃあ決まり☆」

「でも食べ物は何出す??」

「ケーキとかは?スイーツだし♪」

「でも食べるの邪魔じゃない?立ち歩くんだし・・・。」
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