水月蝶
文化祭の準備は進み、いよいよ明日は当日。

うちのクラスは間に合わないという事はなくて、今日皆家に早く帰れそうだ。

「ねぇ瑞稀!!ちょっとうちの家寄ってかない??明日の衣装とか誰が着るか決めたいから♪」

「うちでいいの??センスある子と決めたほうが・・・」

「いいの♪じゃ行こ!!」

やっぱり莉沙には、反論できないなー

なんか行くとか決まったら強制的にって感じ・・・

でもこーゆーのが好きな男の子とかいるんだよね・・・蓮哉はどうなんだろう・・・。

2人にうまくいってほしい・・・。


そうして莉沙と他愛のない話をしながら莉沙の家へと向かった。

「いらっしゃい♪」

「お邪魔します・・・」

今日も莉沙のお母さんはニコニコにながら迎えてくれる。

莉沙の家に来たのは今日で3回目くらいだけど・・・相変わらず大きい家だな・・・。

さすがお嬢様・・・

「こっちねー♪衣装が置いてあるからー!!」

いくつ部屋があるの・・・

「うわっデカッ!!」

「そう??まぁそんな事は気にせず衣装選ぼー♪」

気にしないの!?

おかしいよ・・・やっぱ庶民とは違う・・・


それから私と莉沙はクラス全員の衣装を選んで学校へと送った。

明日持って行くのが面倒だとか・・・どうとか・・・



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