無謀な恋
「………み、麻実!」
「んっ………」
目の前には未夜の顔があった
「大丈夫?」
「あれ? 私寝てた!?」
「うん、めちゃめちゃ
もう放課後だから、鞄持って来たよ」
「えっ!?
じゃあ、もう4時過ぎ!?」
「うん、今日は一緒に帰ろ
話聞くから」
「うん、ありがとう」
私は未夜と帰りながら、侑司に言われたことを話した
「それで……
私どうしたらいいのかな…?」
「どうするって……
好きって言えばいいじゃん
たったそれだけの事なのに、何悩んでんの?
あんた馬鹿?」
うっ………
一気にきましたよ…
「たったそれだけの事に、どれだけ緊張すると思ってんの!?」
「緊張したって、言わなきゃ始まんないでしょ
第一、緊張するなんて当たり前」
「そ、そうだけど……」