無謀な恋
「言っとくけど、麻実だけが緊張してるんじゃないから
侑司くんだって、心臓バクバクさせながら告白したのに決まってんでしょ
自信満々で本気に告白する人なんていないよ」
そっか……
私より、侑司の方が普通に考えて緊張するに決まってるじゃん…
侑司は真剣に言ってくれたのに…
それなのに、私は……
緊張するだの言って……
侑司の方が断然緊張してる筈なのに…
「未夜!
私今日言いに行くっ!」
「そう……
ま、頑張んなさい」
「うん!」
そして、私は家に帰ってすぐに侑司の家に行った
「あら、麻実ちゃん
今日も侑司に用?」
「はい」
「まだ侑司仕事してるみたいだから、中で待ってて
もうすぐ帰って来ると思うから」
「い、いや、いいですよ…っ」
「いいからいいから!
私達の仲に遠慮はいらない!
さっ、入って入って!」
結局、家に上がることになった