無謀な恋
「っ!!!!
ちょ、ゆ、ゆゆゆ、侑司!?」
「ありがとう、麻実」
「え、えーっと……どういたしまして?」
「ぷっ!!」
「なっ!!
なんで笑うのー!?」
「いや別に」
侑司に抱き締められると、ものすごくドキドキするけど、同時に落ち着く……
人肌って、こんなに気持ちいいものなんだ
そう思うと、自然と私も手をまわしていた
「侑司の体温って落ち着く……」
「っ!!」
あれ?
侑司………心臓…バクバクいってる
「侑司……動悸速いけど…大丈夫?」
「誰のせいだよ!」
「誰のせいって………私?」
「麻実以外誰もいねぇだろ
好きな奴前にして、緊張しねぇ奴なんていねぇよ」
侑司が私に緊張する……?
ヤバイ……
嬉しくてニヤける……
「ふ、ふふふっ……」
「ま、麻実!?
急にどうしたんだ!?」