恋しても良いですか?
【15】デートの約束。
「なぁ…明日空いてないか?」
終業式の日の夜…学校に行けなかった私に晶から電話がかかってきて、突然そんな事を聞かれた。
明日はクリスマス。
「明日?
明日は…。」
私はそう言いつつ、明日の予定を確認してみた。
「うん。
明日は仕事朝だけだから、昼からなら大丈夫だよ。」
「そっか。
もしお前がしんどくなければ、どっか行かないか?
ほら、付き合い始めてから出掛けた事ないし。」
「晶…。
そうだよね…ごめんね。
なかなか一緒に居れなくて…。
どっか出掛けよっか?」
私は晶が誘ってくれた事が嬉しくて、微笑みながらそう言った。
「大丈夫?
無理してないか??」
「大丈夫だよ。
晶に誘ってもらって嬉しいし。
…で、何処行く??」
「李緒は行きたいとことかないのか??」
私がOKを出すと、晶は私にそう聞いてくれた。