恋しても良いですか?
その後、私は明日着ていく服を選んでいると、部屋の扉がノックされた。
「はい?」
私の返事を聞くと、扉が開いてアニが入ってきた。
「李緒、明日仕事は…って、何してんの?
1人ファッションショー??」
「明日、急に晶と昼から出かける事になったの。
それの服選びしてるんだけど…アニーどれが良いと思う?」
私は全身鏡の前に立っていろんな服を合わせながらも、どういうのが良いのか分からなくて、アニに聞いてみた。
「お前、モデルのくせに。
うーん。
これで良いんじゃねぇ??」
いくつかの私がコーディネートしといたやつの中から、可愛い系のコーデを選んでくれた。
「ほんと?
…変じゃない?似合ってる??」
「うん。
似合ってるよ。
モデルなんだから自信持てよ。」
「うん…ありがと。
ちょっと初めてだから緊張してるんだ。」
「そっか。」
私がそう話すと、アニは何だか嬉しそうに笑った。