愛してるよと言われたくて

その次の日くらいから、記憶がない。


毎日毎日泣いた。
部屋から出られなかった。


「学校に行きたくない」


ついにそう行った瞬間、
母は私を殴った。




「甘ったれるんじゃない」




泣いた。


そんな言葉がほしかったんじゃない。


「学校に行かないで、何するつもりなの」

「五月病はすぐ治る」



そう言われ続けた。



また、引きずられながら学校に行った。
< 9 / 25 >

この作品をシェア

pagetop