【短編】白姫と黒王子

7*本性


「え?何が?」


「なんでこんなコト…ッ。」

口に手を当てながら訊く。


「なんでって、気に入ったカラ☆
言っておくケド、目ぇつけたものは、絶対俺のものにするカラ、覚悟してね?」



そう言うと、何もなかったかのように、またプリントをまとめ始めた。



やっぱり、左手でホチキスをとめていた。


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