京都マーブル・ラブストーリー

「そうやってムキになるとこ絶対自分でも認めてるってことやろ?」

もう…。
本当にこの人は。


「…あー、
なんとか1日いけるかって思ったけどやっぱりアカンかったな?」


彼は空を見上げ手を伸ばす。

つられてアタシも見上げる。


厚い雲。

そして

雨。


清水の舞台にいたときはここちよい風吹いて晴れてくるかなって思ってたのに。


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