京都マーブル・ラブストーリー

「なんで黙ってんねん?」


「えっと、うん。
そのまだ…」


「まだ?」

そう言いながら彼はアタシに近づいてくる。


「そう、
付き合ってるとかそういうんじゃ…」

アタシは微妙に距離を取って後ずさる。


「何言うてんねん?
付き合ってるんちゃうんか?
俺ら?」


「へ?」


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