京都マーブル・ラブストーリー

…そう、
アタシはこんな風にはじめから平和な学校生活が送れたらそれでいいってずっと思ってた。


友達と一緒にのんびり笑って過ごして。

だから、これでいいんだ。

今はまだ胸の奥がずきずきするけれど。


そんなことにも慣れて…。
そのうち全部忘れて…。


「何時に終わるかわからへんなあ」

そんなリノの言葉にアタシは壁の時計を見る。

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