京都マーブル・ラブストーリー

「空気が…蒼い」

アタシのその言葉に彼は

「プルキニエ現象」

そう一言答える。


でもまだなんか恥ずかしいから。

プルキニエ現象のせいにしてもいいかな。


「そっか…。
そやからアタシ、
今、こころが不安定で…。
鷹峯くんのことが…
好きやと思う…ねん…」


やっとそう言えたアタシはどきどきしながらちょっと見上げる。



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