天神学園高等部の奇怪な面々Ⅱ
厨二病に効く薬
校門の真ん中に立ち、荒い息を吐きながら。
「こぉおおぉおぉおぉぉてぇええぇえぇえぇぇいっ!」
龍太郎は吠える!
その咆哮は学園校舎の窓ガラスを割るほど大気を振動させ、周囲にいた登校中の生徒達をその場に居竦ませる。
「まるで竜の咆哮ですね」
クツクツと笑う穹。
龍太郎と竜。
上手く言ったつもりだろうか。
「冗談を言っている場合か!」
遥が少し声を荒げた。
「こぉおおぉおぉおぉぉてぇええぇえぇえぇぇいっ!」
龍太郎は吠える!
その咆哮は学園校舎の窓ガラスを割るほど大気を振動させ、周囲にいた登校中の生徒達をその場に居竦ませる。
「まるで竜の咆哮ですね」
クツクツと笑う穹。
龍太郎と竜。
上手く言ったつもりだろうか。
「冗談を言っている場合か!」
遥が少し声を荒げた。