天神学園高等部の奇怪な面々Ⅱ
七力 迦楼羅の天真爛漫
昼休み。
1年生の教室。
「クミ、飯じゃ!飯を食すぞ!」
ガガガ、と椅子を引き摺る音を立てながら、迦楼羅が天眞の席に寄ってくる。
「…私『クミ』なんて名前じゃないんだけど…」
登校途中で買ってきたコンビニのサンドイッチとカフェオレを鞄の中から取り出しながら、さめた声で言う天眞。
「知っておるよ、玖宮 天眞じゃろ?」
購買で7つも8つもパンを買い込んできた迦楼羅は、ハムスターのように口いっぱいに頬張りながらニンマリ笑った。
「『玖宮』だから『クミ』じゃ。わらわが考えた愛称じゃ!」
声高らかに宣言する迦楼羅。
赤い髪が弾むように揺れていた。
1年生の教室。
「クミ、飯じゃ!飯を食すぞ!」
ガガガ、と椅子を引き摺る音を立てながら、迦楼羅が天眞の席に寄ってくる。
「…私『クミ』なんて名前じゃないんだけど…」
登校途中で買ってきたコンビニのサンドイッチとカフェオレを鞄の中から取り出しながら、さめた声で言う天眞。
「知っておるよ、玖宮 天眞じゃろ?」
購買で7つも8つもパンを買い込んできた迦楼羅は、ハムスターのように口いっぱいに頬張りながらニンマリ笑った。
「『玖宮』だから『クミ』じゃ。わらわが考えた愛称じゃ!」
声高らかに宣言する迦楼羅。
赤い髪が弾むように揺れていた。