天神学園高等部の奇怪な面々Ⅱ
シーの頭を優しく撫でた後、ソフィアはフランスから取り寄せたクッキーを口元に寄せてやる。
ニャーと甘えた声で鳴いて、サクサクとクッキーを咀嚼するシー。
その姿を見ながら。
「私よりも生徒会長に聞いた方がいいんじゃなくて?」
ソフィアは隣に立つ女子生徒を見た。
膝まである白髪、灰色の瞳。
特徴的な外見の彼女は高等部2年の白神 月(しらかみ つき)という。
公明正大、品行方正で、1年生の時から学園の生徒会長。
無論今年も続投。
人望の厚さならば学園で1、2を争う。
ニャーと甘えた声で鳴いて、サクサクとクッキーを咀嚼するシー。
その姿を見ながら。
「私よりも生徒会長に聞いた方がいいんじゃなくて?」
ソフィアは隣に立つ女子生徒を見た。
膝まである白髪、灰色の瞳。
特徴的な外見の彼女は高等部2年の白神 月(しらかみ つき)という。
公明正大、品行方正で、1年生の時から学園の生徒会長。
無論今年も続投。
人望の厚さならば学園で1、2を争う。