天神学園高等部の奇怪な面々Ⅱ
「別に諦めた訳じゃねぇ」
軽く目を閉じ、龍太郎は呟く。
「玖宮、てめぇも迦楼羅も最終的には俺がぶっ飛ばす。が、悔しいが今は敵わねぇからな…勝つまでしつこく付き纏って、てめぇらから得られるものを全て盗んでやる」
「……」
天眞は龍太郎の呼び方が、『七力』から『迦楼羅』に変わっている事に気づいた。
実力的なものにしろ、人間的なものにしろ、彼は認めた相手を下の名前で呼ぶ。
その事に気づくのは、本人も天眞ももう少し後になっての事なのだが。
軽く目を閉じ、龍太郎は呟く。
「玖宮、てめぇも迦楼羅も最終的には俺がぶっ飛ばす。が、悔しいが今は敵わねぇからな…勝つまでしつこく付き纏って、てめぇらから得られるものを全て盗んでやる」
「……」
天眞は龍太郎の呼び方が、『七力』から『迦楼羅』に変わっている事に気づいた。
実力的なものにしろ、人間的なものにしろ、彼は認めた相手を下の名前で呼ぶ。
その事に気づくのは、本人も天眞ももう少し後になっての事なのだが。