天神学園高等部の奇怪な面々Ⅱ
「今年の新入生は、女の子のレベル高いねぇ。特にあの子とあの子。芸能界でも通用しそうなルックスだよぉ」

フェンスにしがみついて熱視線を送る啓太。

彼の米神に。

「え?何ですって啓太?よく聞こえなかったんだけど?」

ゴリリと、アリスカがドラグノフ狙撃銃の銃口を押し付ける。

「はひゃ…な、何でもないでしゅ…アリスカひゃん…」

顔にダクダク汗をかいてホールドアップする啓太。

「ふふ、アリスカさん、ヤキモチも程々にしないと…それでは脅迫ですわ」

クスクスと笑うソフィア。

同意したようにシーもニャアと鳴く。

「なっ…ソフィア先輩っ…シー先輩までっ」

白い肌を真っ赤に染めて、アリスカは必死に否定した。

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