天神学園高等部の奇怪な面々Ⅱ
迦楼羅や天眞にさえ気づかれず背後をとり、先日は軍から送り込まれたウォーロイドであるラエクスの人工頭脳にさえハッキングしてみせた。
「背後をとる事が出来るのは、僕が皆さんにとって取るに足りないほどの小者に過ぎないからですよ。影が薄すぎて気づかれないだけです。ただ、僕は天才ですから…頭脳労働は得意なんです」
「自分で天才言っちゃったよ、この人」
天眞が呆れた顔をする。
「そういえば…」
龍太郎が思い出したように言う。
「ラエクスは軍のロボットなんだろ?そんな奴にハッキングしておいて、あんたお咎めなしなのか?」
「ああ、それに関しては…」
穹の口元がニヤリと笑みに歪んだ。
「ラエクス君本人に訊くといいと思いますよ…?」
「背後をとる事が出来るのは、僕が皆さんにとって取るに足りないほどの小者に過ぎないからですよ。影が薄すぎて気づかれないだけです。ただ、僕は天才ですから…頭脳労働は得意なんです」
「自分で天才言っちゃったよ、この人」
天眞が呆れた顔をする。
「そういえば…」
龍太郎が思い出したように言う。
「ラエクスは軍のロボットなんだろ?そんな奴にハッキングしておいて、あんたお咎めなしなのか?」
「ああ、それに関しては…」
穹の口元がニヤリと笑みに歪んだ。
「ラエクス君本人に訊くといいと思いますよ…?」