おもいのたけ~ホワイトデー物語~
ちょうど凉花の誕生日

いつも通り、近所の公園で遊んでいた時だった

桜の花びらが舞い散る風の強い日

その約束をした

『卓!本当に臆病な子なんだから!』

優しく頭を撫でたながら、母さんは言った

この約束はこの頃の俺にとって[叶えられるもの]だったのは確かだった

年月は凉花を美しくした

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