美神 ~女神との邂逅・そして肉体を抜け出し幽体となった私が最後に鏡の中に見た自分の姿とは・・・
 きっとその時の
私を見た人々の目には、

虚ろに暗く
自ら光を発することのない惑星の様な、

或いは回りの光をただひたすら引き寄せては
吸い込んでしまうブラックホールの存在の様に

私の姿が映ったに違いありません。


或いは全然無視される
存在だったのかも知れません。


しかし路を行く人々の放つ
綺麗でしかも色々に輝く

明るい光を眺めているのは
暫しの間とはいえ

私の心を和ませてくれ、

ひと時の息抜きの時間で
あった様に感じます。
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