美神 ~女神との邂逅・そして肉体を抜け出し幽体となった私が最後に鏡の中に見た自分の姿とは・・・
 私はそのまるで
玩具の電球で出来た

星たちを見ると
とても愉快な気持ちになり、

この世には在りそうもない
とても不思議な光景の中で

とても幸せな感じに包まれ、
暫くその星たちの間を
ゆらゆらと漂っていました。

 やがて時が来ると、
理由は分かりませんが

私は星たちの輝く天空から
下降し始め地上まで降ろされると、

所々に明かりの灯った
どこか見知らぬ外国の夜の街の

とある一軒の屋根の上に
降り立ったのです。
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