美神 ~女神との邂逅・そして肉体を抜け出し幽体となった私が最後に鏡の中に見た自分の姿とは・・・
第5節 振り返って寝ている自分を見る
それから暫くの間というものは、
寝ているときに
私は身体の浮上感覚を感じて
目を覚ますことがあった時でも
天井や上空まで上昇することはせずに、
唯ひたすらその時間に
その部屋のその場に
立ち上がることを
目差すようにしていました。
そうです、同時性
つまり別の世界にさ迷い出るのではなくて、
普通の人間がする様に
日常の中に目覚めることを
目差すようになっていました。
寝ているときに
私は身体の浮上感覚を感じて
目を覚ますことがあった時でも
天井や上空まで上昇することはせずに、
唯ひたすらその時間に
その部屋のその場に
立ち上がることを
目差すようにしていました。
そうです、同時性
つまり別の世界にさ迷い出るのではなくて、
普通の人間がする様に
日常の中に目覚めることを
目差すようになっていました。