君は天使
「うん!!おいしい!!港太、いい味出てるよっ!!」
チャーハンを頬張りながら右手の親指を上に向かって突き出す。
「・・・はは、どうも。」
その食べる量になんとも言えない空虚感が残る。
何故かって?
サンが
一度に米を4合も食うからだ。
それを毎日毎日、5回。
食糧不足になるのは当然。
金が・・・金が・・・
すべて食糧代に使われるのには抵抗が・・・・
親から振り込んでもらってる金ももう底をつきそうだし・・・・
「バイト・・・すっかな・・・」
ポツリと呟いたこの、敗北感、
誰かどうにかしてくれ。