君は天使



よっほどお腹が空いてたのか駆け寄るなり・・・・


「ぐぅー」

サンのお腹の虫が教えてくれました。


「・・・わかった。せめてあがらしてくれ」


俺はまだ玄関先。



サンは俺が帰るや否や俺にお腹が空いてると教えにくるから、





「一歩も動けないんだけど」



そう言ってやっと退く。



どんだけだよ。




「港太、今日のご飯は?」

俺の後ろをトコトコと小走りで追いかけてくるサンはもう犬同然だ。




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