君は天使
もう、分かった。
自分の気持ち。
「あたしは・・・あたしは・・・
港太が好き・・・なんだ・・・」
あの、優しい笑顔が好き。
あの、大きな手が好き。
あたしを呼ぶ、優しい声が好き。
「すきだよぉ・・・・」
もう、止まらない。
溢れる思いは涙となって目から溢れて
溢れる想いは声となって口から零れる。
羽ばたきをやめ、地面に足をつける。
「・・・でも、叶えなきゃ。」
真衣の願いを叶えることが天界に帰れる道だから。