君は天使



・・なんなんだ。




訳がわからない。





白波瀬があんなことを言ってることも。




俺が何かを忘れていることも。







確かに、何かを忘れているんだ。





でも、何を?



教室の扉を開けるともう、休み時間になってたらしくホッとしながら自分の席に着いた。









「・・・なんなんだよ・・・」


呟いた言葉は雑音となり消えていった。






< 49 / 59 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop