甘い時間をください。
すると顔を隠していたあたしの手を悠哉の手が触れた―。
そして悠哉の手はあたしを引く…。
「え…ちょっ…」
繋がれた手はお互いの熱が混ざり合って熱い。
…悠哉もドキドキしてるのかな?
ふいにそんなことを思ってしまって1人で顔が赤くなるあたしはただの変人みたい…。
いつの間にか人がいない屋上に着いていた。
ゆっくりと手が離れると悠哉は伸びをして満面の笑みであたしを見下ろした。
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