甘い時間をください。


あたしの脳裏でマイナスな言葉が駆け巡る。


後ろをちらっと見ると悠哉があたしに近づいてくる…


ごめんなさいっ………


あたしは目を瞑りごめんなさいを連呼した。


「美咲、古文のプリント貸してくんない?俺忘れたみたい」


いつも通りの優しい笑顔で悠哉はあたしに言った。


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