甘い時間をください。


「あのね…あれは違うの…」

あたしは悠哉にちゃんと分かってもらおうとして言った。

でも悠哉は

「美咲が恥ずかしがり屋でそういうの素直に言えないくらい知ってるよ」

と拗ねたように言った。

「ほんとはデートしたい?」

悠哉はあたしの気持ちを分かってるくせにわざと聞いてきた。

したいケド…

「みーさきー答えないとキスするよ」

…え 今なんて?

キキキキキ…キス!?

ちょっと待ってよ悠哉…いくらなんでもキスって…

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