甘い時間をください。



なんで叩いたのか自分でも分からなかったけれど赤くなった悠哉の頬を見たらその場に居きれなくなってあたしは走り出した。

最後に見た悠哉の瞳は切なくて、胸がはち切れそうだった。

悠哉を叩いちゃった…

でもあんなキス、知らない。

でもあの悠哉の悲しそうな目…


罪悪感と少しの恐怖心と悲しみがあたしの中を交差した。



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