Nostalgicな祭りのあとで
「教頭はその後すぐ電話しながら、鞄持って出て行った。口調から第三の奴に違いないと思うんだ。消去される前に・・・。」

「分かった、分かったってば。」

七菜が見張りになり、陸と大樹が潜入した。

「陸、裏庭の掃除当番だっけ?」
「んー。偶然なー。」
嘘をつくとき、陸は語尾をのばす癖がある。
大樹はため息をついた。

「ラッキー!セキュリティかかってない。」
「だろうね。小学校でこんなこと企むの、君くらいだし。」

<未タイトル>

正式に許可が下りた。
ただし、来月末に監査が入る。
それまでにあの土地を整地したい。
少々手荒な方法でもかまわない。
日程調整して、至急報告しろ。
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