少しドジな王子様*
私がずっと見ていたためか私の視線は
矢野先生と絡まった。
・・・・・・・・・ムゥ~ッ!
私は視線をぷいっと逸らして夏海の腕を
ぐいぐい引っ張った。
「ちょ、美咲、どないしたん?」
「行こ!」
私は怒った。
でも内心ドキドキしてた。
だってなんでこんなに怒れてくるのかの
理由がわかっちゃったから・・・・・・・・・
「美咲?」
「・・・・・・・・・」
「美咲ってば!」
「え、あ、な、何?」