Love Life In School
「一昨日の、あの時の話だけど」


ああ、やっぱりそうか。多分あたしは
ここで振られるんだ。


「う、うん」


「お前ばっかり好きなことばっかり言いやがって!」


「え?」


余りにも予想外過ぎて変な顔をしていることだろう。


「あのなぁ!自分勝手にもほどがあるぞ!
 ヤキモチ妬いたって!?かわいいって言うなって!?
 挙句の果てに触られるなだぁ!?お前はどこのお嬢様だよ!?」


「…」



「いや、お嬢様なんてそんな上品で大層なもんじゃねぇ!
 お前はただのワガママ女だ。付き合ってもねぇのに
 あんな好き勝手言いやがって!冗談が過ぎるぞ!
 バカやろう!!」


「だ、だって…」


「だってじゃねぇよ!ざけんなよ!?俺のこと考えた
 ことがあるか?こんな茶番に二年間付き合わされた
 俺の気持ちが!あのルパンですら不二子殺すレベルだぞ
 これは!」
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