Love Life In School
感情を無視したら彼の言ってることは
最もなことで全部正しい。



だから泣いちゃいけない…って分かってる。
でもだめだ、やっぱり。


「…グスン…グス」


そしたらなぜかあたしはぬくもりに
包まれた。



「だからさ…俺と付き合えよ」


「グスン…え?」


「そうすりゃどんだけ妬いてもいいし
 お前のワガママだって俺が受け止めてやる。
 知ってるか?俺って心が広いんだぜ?」


「…あたしのこと……好き、なの?」


「ああ」


短い返事だったけどそれはあたしの心を
暖めてくれる。あんなに傷ついて冷え切ってたのに
とても温かい。



 
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