Love Life In School
とりあえずこの件は頭の隅に
おいやっておくとして、今この子は
なんと言ったのだろう?


俺の耳がおかしくなっていなければ
掃除をはじめますよといった気がしたんだが


「…もしかして手伝ってくれるのか?」


「はい…だけど一言言っておきます。
 決して先輩のためなんかじゃありません。
 先輩が今日休むと店長とお店に迷惑が
 かかるからです。それ以外の何者でもありません」


「おお!本当か!?助かる!!」


「早く終らせますよ」


なんと優しい後輩なんだろう。
俺はうれしさの余り裸になって
盆踊りを踊る勢いだぜ。


「じゃあ私はこっちのほうを掃除しますから
 先輩は向こうのほうをお願いします」


「わ、分かった」


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