Love Life In School
「な、何ですか?そのアホ面は?
 私がこんなこと聞いたらおかしいですか?」


「い、いやそんなことはないが…」

ただ単にびっくりしただけだ。


「それでいるんですか?いないんですか?」

いつもだったらありえないくらいの勢いで
声を張り上げながら迫ってくる。


「ちょ、ちょっと」


「いるんですか!いないんですか!」


余りにも近付いてくるせいで俺の心臓は
血液をいつもの倍くらいで回し始めた。


「彼女はいない…ですけど?」


余りにも迫力があるせいで敬語に
なってしまった。…マジで怖いよこの子。


「ふぅーん…」


「もういいだろ?離れてくれ…」


怖いから!!もうちびりそうだから!!
…あと血管が破裂しそうだから!!
欠陥品になりそうだから!!


あ、分かった?血管と欠陥をかけてみたんだけど。
…分かってるさ、さすがに寒すぎたな。
おっと話がそれた。


「まだです…意中の相手は?いるんですか?
 いないんですか?」
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