涙跡-Ruiseki-
誘い。
去年。
アタシが高校に入った年の
8月12日。
アタシは、友達の家で
のん気に漫画を読んで
遊んでいた。
高橋有希(タカハシ ユキ)
同じ中学卒業の、
1番仲が良い友達。
強めギャルの子で、
明るい茶色の髪が印象的で、
アタシの大好きな友達だった。
読んでいたページに
人差し指を挟んで、手元に置いてある
ポテチに手を伸ばす。
「何かさぁ?最近つまんなくない?」
「奈央は、物事の楽しみ方って物を
知らないんだよ。」
「なん?それ。」
寝っ転がってた体をお越し、
有希の顔を覗く。
アタシが高校に入った年の
8月12日。
アタシは、友達の家で
のん気に漫画を読んで
遊んでいた。
高橋有希(タカハシ ユキ)
同じ中学卒業の、
1番仲が良い友達。
強めギャルの子で、
明るい茶色の髪が印象的で、
アタシの大好きな友達だった。
読んでいたページに
人差し指を挟んで、手元に置いてある
ポテチに手を伸ばす。
「何かさぁ?最近つまんなくない?」
「奈央は、物事の楽しみ方って物を
知らないんだよ。」
「なん?それ。」
寝っ転がってた体をお越し、
有希の顔を覗く。