罪な恋
第一章、出会い
―罪―

『俺は、、俺は、、』

俺は、真っ赤に染める手をみた。

『血だ、血、、俺がやってしまったのか?』

横には、夫婦が血だらけで倒れている。

俺は、思い出した。

俺の親は、こいつらに殺されたんだと。これでいいんだ・・・。

『はは、ざまぁみろ。うぅ・・・ふっ』

俺はなぜか、目がから涙が出た。

それは、嬉しい涙が、悲しい涙なのか。


いや、罪の涙。

これから、、どうする?

警察に電話・・・。なんていう。

〔俺が殺しました〕多分、俺はいえない。怖いから。

〔家に遊びにいったら、死んでいたんです〕いや、俺が殺したしな・・・。


ガタッ!


俺の体は硬直した。

誰だ・・・。まだいたのか・・・?

とりあえず、この死体は隠しておこう。

血は、そこにあったタオルで隠して・・・。


俺は、戦闘態勢になって包丁を向けた。


トタトタトタ・・・。


歩いてくる・・・大人?

いや、これは・・・子供だ。
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