偽りの王子達の姫

次男の王子


 「お、おっきい…」

 今日、私は西園寺家の前にいた。

 目の前には、バラ園…その先に外国のお屋敷のような豪邸。
   
 うちとは比べモノにならない位の家。


 「ど、どうしようかな…。」


 こんな大きな家に堂々と入って行けないし。


 う~ん…と考え込む。


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