愛、シテあげる。番外編
真央さんと付き合い始めて数ヶ月経ったある日のこと。
僕は見てしまいました。
――――――――――
「梶谷君、こっちのほうがいいかな?」
「あ、いいんじゃねぇか?」
「でも、こっちもいいな~」
「………楽しそうだな」
「当たり前でしょ!初めてだもん」
――――――――――
見て、しまいました。
真央さんが、僕の知らない男とデートしているところを!
何ですかあの笑顔は。
キラッキラしてましたよ。キラッキラ。
僕にもあまり見せないようなスマイルですよ!
あー、悔しい…というかムカつきますねあの男。
潰してやりた………え?なにも言ってませんよ。空耳じゃないですか?
………はい?本人に直接聞かないのかって
もちろん、聞きました。本人に聞きましたよ。何してたのかって。
そしたら真央さん、どうしたと思いますか。
サアッと顔を青くして
「み、見てたの?……あ、あれはその、あれです~、あれ、とにかくあれです!じゃっ!」
と、訳の分からないことを言って逃げました。
あれって何ですか。
言葉にできないようなことなんですか?
僕に話せないようなことなんですか!?
僕は見てしまいました。
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「梶谷君、こっちのほうがいいかな?」
「あ、いいんじゃねぇか?」
「でも、こっちもいいな~」
「………楽しそうだな」
「当たり前でしょ!初めてだもん」
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見て、しまいました。
真央さんが、僕の知らない男とデートしているところを!
何ですかあの笑顔は。
キラッキラしてましたよ。キラッキラ。
僕にもあまり見せないようなスマイルですよ!
あー、悔しい…というかムカつきますねあの男。
潰してやりた………え?なにも言ってませんよ。空耳じゃないですか?
………はい?本人に直接聞かないのかって
もちろん、聞きました。本人に聞きましたよ。何してたのかって。
そしたら真央さん、どうしたと思いますか。
サアッと顔を青くして
「み、見てたの?……あ、あれはその、あれです~、あれ、とにかくあれです!じゃっ!」
と、訳の分からないことを言って逃げました。
あれって何ですか。
言葉にできないようなことなんですか?
僕に話せないようなことなんですか!?