月luna~眠れる王子と最後のキスを・・・~

 結局その日は普通に学校に行った・・・。

 授業の内容も学校で起きた事も全然覚えてないから行った意味はあんまり無かったけど・・・。


 帰りに、美香に頼んで家に泊めてもらうことになった。

 あの暗い部屋に一人でいるのは辛いから・・・。

 二人でマンションに行って、いるものをまとめてすぐに美香の家に向かった・・・。


 なるべく早く、そこから出たかったから・・・。



 何で七海さんが私に晃さんことを言いに来たのかは分からない。

 でも、もう晃さんに関わりたくない・・・。


 やっとここまで晃さんを忘れることが出来たのに・・・。

 ここまで来るのにいっぱい泣いたのに・・・。



 もう辛いのは嫌だよ・・・。


< 101 / 110 >

この作品をシェア

pagetop