月luna~眠れる王子と最後のキスを・・・~


 けど車の中ではいつもと違う空気が流れていた・・・。


 学校に着くと、私は逃げるように車から出た。



 けど、晃さんは行かせてくれなかった。

 私を止めた晃さんは、見たことの無いほどの真剣な顔をしてた・・・。



 握られた手をほどいて、行こうとしたけど出来なかった。



『話がある』

 強くそう言った晃さんは、真剣だった・・・。

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