月luna~眠れる王子と最後のキスを・・・~

 ピピピッピ

 カチ!

 時計が鳴るのを聞いてベットから起きた・・・。


 本当はもう一日休みたかった。

 けど二日連続で学校を休むとお母さんが心配するから休めない。

 私は学校に行く準備をしながら美香ちゃんに言う事を整理してた・・・。


 昨日晃さんの事を考えるのをやめて、美香ちゃんに言われた事を考えてた。

 とくに最後に言われた言葉の意味を考えてた。



 ―私は春ちゃんと仲良くなりたいと思わない―



 言葉は本当にそのままの意味だった。

 けどその時は混乱してて理解することが出来なかったから・・・。


 私は一日かけてじっくり考えた。


 そして自分のことしか考えて無かった事にきずいた・・・。

 自分のことを分かってもらおうと、自分の考えを押し付けてた。

  美香ちゃんの事を分かろうとしてなかった・・・。


 自分の好きなものを押し付けてたあの友達二人と一緒だった・・・。




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